パート①はこちら
これをご覧になっているワンちゃんの飼い主さん達が
一番知りたいことは恐らく
このアーユルヴェーダを適用することで実際にどんな効果があるのか?
ていうことではないかと思うのですが
何かシェアしていただける、具体的な例などありますか?
はい、アーユルヴェーダを適用した良い例として
私の犬、コッカー・スパニエルのマヤのお話をしたいと思います。
現在、10歳なのですが
うちに来る前に、酷い飼育放棄をされていた為に
毛が汚れて絡み合い酷い状態だったので
全て剃られて丸坊主の状態でした。
保護団体から引き取ったのですか?
はい。でも実は他の犬を引き取ろうと思って行ったのですが
その犬はすでに里親にもらわれていたんです。
その時に「助けが必要なワンちゃんがいるのだけど」と言われて
「じゃ、とりあえず会ってみましょうか」
と、会ったのがマヤだったんです。
短く毛を剃られたばかりで、全く毛がなかったんです。
本来はフサフサの毛があるはずなのですが
小さなネズミのようでした。(笑)
とても怯えていて、ガリガリで
すごく悲惨な状態でした。
でも、すごく愛おしく思えて
助けてあげたい!と思ったので
家に連れて帰りました。
その後、2年ほどかかりながらも
徐々に状態は良くなっていきましたが
完全に『健康』な状態には中々ならず
『良くも悪くもなく』というような状態でした。
そして、私自身が
極度のストレスで(他の様々な要因で)
心と体のバランスを大きく崩し始めたのです。
そこで、同時にマヤの調子が
すごく悪くなっていることに気づいたんです。
痒みから常に体を掻きまくり
足を舐めていたり
常に落ち着かず
何かを訴えるように泣き続けたり
食事も食べたり食べなかったり不規則で
骨が見えてくるほど
急激に体重は減っていきました。
目を合わせることもなくなり
常にどこかに隠れて
体を掻いたり舐めたり
泣き続けたり
悲惨な状態でした。
何件もの動物病院に連れていきましたが
大きな効果は得られませんでした。
逆に薬で胃腸の調子が余計に悪くなっただけでした。
この時の気づきが
その後の私の活動に大きく繋がる
とても重要なターニングポイントとなりました。
マヤの状態や行動は
私自身の心の中の状態を写す鏡だったんです。
全てが明確に分かった瞬間でした。
ご存知のように
私たちの体はエネルギーを発していて
『オーラ』と呼ばれたりもしますが
そのエネルギーがネガティブだったり
不健康でバランスが崩れていたら
当然、周りにも影響を及ぼします。
周りの植物に影響を及ぼします。
話している相手に影響を及ぼします。
そして、もちろんペットたちにも影響を及ぼします。
特に動物はエネルギーに敏感ですよね。
まさに!その通りです!
そして、犬たちは常に
どうしたら飼い主さん達を喜ばせられるのか
何をしたら、飼い主さんを笑顔にできるのか
幸せにできるのか
常に求めているんです。
もしも、私たちのエネルギーが
暗く、ネガティブで、不安に満ちていたら
どうしたら助けられるの?教えて?
と私たちに問いかけているんです。
でもその答えが得られず方法が分からないと
その、私たちのネガティブなエネルギーが
彼らに重くのしかかり
今度はその感情やエネルギーが
彼らの体の一部となってしまいます。
ペットの犬が飼い主さんの影響を受けて
ある特定の癌など
全く同じ病気になった
というような話をたくさん知っています。
ある女性は
残念ながら流産してしまったのですが
その方が飼っている犬が
避妊手術済みにも関わらず
妊娠しているかのようにお腹が大きく膨れ
お乳がはり、想像妊娠状態になったんです。
飼い主さんのエネルギーを受けて
ホルモンが変化したんです。
身体的にも精神的にも
大きな影響を受けるのです。
うちのマヤもまさにそう。
私のエネルギーの影響を受けていたんです。
私のエネルギーが健康的でバランスが整えば
マヤにも良い影響を与えられるに違いない!
と確信したんです。
エネルギーのタイプは
『ヴァータ』『ピッタ』『カファ』の3タイプに分かれるのですが
私とマヤは『ヴァータ』タイプで
『ヴァータ』のバランスを整えることが必要でした。
私の専門であるアーユルヴェーダを
『犬バージョン』に変換して
適用できるのではないかと思ったんです。
2、3日で繋がりを強く感じるようになり
1週間で、常に緊張状態だった体と心がほぐれ始め
6週間後には
被毛もすっかり元に戻り
耳の炎症も治り
口臭もなくなり
しっかりと睡眠も取れるようになって
ほぼ完治と言っていいくらい良くなったんです。
効果のありそうなことをマヤに試す一方で
同時にご自分にもされてた、ということですか?
はい。自分にすることは全てマヤにも
お互いに影響し合いました。
(Part3へつづく)
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