犬の肥満と糖尿病
人間と同様
ペットの肥満率も上がっています
過去5年間で
糖尿病の犬の数が900%も増加
肥満は60%増加した
という調査報告が出ています。
ぼてっとしたワンコやニャンコは一見可愛いですが
彼らの健康を考えると肥満は非常に危険です。
様々な疾患や病気に繋がります。
肥満が気になり
脂肪の少ない鶏肉などをあげている飼い主さんもいらっしゃるようですが
太る原因は脂肪よりも炭水化物にあります。
そして
ドッグフードには
思っている以上に炭水化物が含まれています。
ドッグフード
いわゆるカリカリフードの
あの小さな粒を作るのに
スターチ(デンプン)が使われているのをご存知でしょうか?
これはどのフードにも必ず使われています。
必ずです。
使わないとあの形状は作れないのです。
最低でも30%
多いものでは60%以上も
スターチが入っているものがありますが
パッケージには書いてありません。
載せる義務がないからです。
炭水化物取りすぎの危険
炭水化物は
消化吸収されてエネルギーになる糖質と
消化吸収されない食物繊維に分けられます。
私たちが食品から摂取している主な糖質は
米、パン、めんなどに含まれるでんぷん
果物に含まれる果糖、砂糖に含まれるショ糖などです。
犬にとってもデンプン(炭水化物)は
必要と言う人もいますが
安いエネルギー源として
ドッグフードに入れられるようになったのは
ほんのこの100年ほどの間の話ですが
それと同時に
変性疾患が大幅に増え始めました。
(*変性疾患ー細胞や組織がダメージを受けて変質、死滅、機能を失うこと)
病気と食が明らかに関係があることを証明しています。
突然強制的に食生活を変えられて
今まで食べてなかったもの
体の消化システムに適してないものを
大量に食べさせられている状態なのです。
デンプン(炭水化物)が基本の食事は
慢性的に血糖値を高め
インスリンレベルが病的に上げることで
高インスリン血症を引き起こす原因にもなります。
糖尿病、肥満症、関節炎、炎症など
様々な病気や不調、癌にも繋がることが分かっています。
デンプンは不必要というだけでなく
悪影響を及ぼす可能性が高いので
取りすぎに注意しなければいけません。
原材料を見て
炭水化物はあまり含まれていないように思えるフードでも
高炭水化物のドッグフードの場合が多々あります。
では
炭水化物がどのくらい含まれているのか
どうやってわかるのでしょうか?
簡単に調べる方法があります!
炭水化物含有率の簡単な調べ方
パッケージに載っている『保証成分』を見てください。
ここで重要なのは
タンパク質
脂肪
灰分(カルシウムやリンなどのミネラル)
水分
の4つです。
この4つの%の値を100%から引いた値が
そのフードに含まれている炭水化物の大体の%になります。
例えば
これはある実際の保証成分の値です。
評価が高く人気のフードの1つのようです。
100%からタンパク質、脂質、灰分、水分を引きます。
100ー(26+15+9+10)=40
このような
お肉メインでグレインフリーの良いと言われているフードでさえ
炭水化物は40%も含まれているのです。
原材料を見るだけでは分からない
隠れた炭水化物
知らない方が意外と多いようですので記事にしてみました。
ご存知なかった方は
今後ご購入の際に是非ご参考にしていただいて
なるべく炭水化物が少ないフードを選んであげてください。
なぜ炭水化物は必要ないのか?
そういう体のシステムになっているのです。
摂りすぎは恐ろしい癌にも繋がる可能性があります。
まとめ
•犬の肥満と糖尿病
過去5年間で、糖尿病は900%増加、肥満は60%増加しています。
肥満の原因は脂質ではなく炭水化物にあります。
加工品であるドッグフードには最低30%、多いもので60%以上の炭水化物が含まれています。
•炭水化物取りすぎの危険
加工品であるドッグフードが普及し始めるとともに慢性疾患や癌などの不調や病気が急速に増加し始めました。
炭水化物の摂りすぎは愛犬の不調や病気に大きく影響します。
ドッグフードには思っている以上に多くの炭水化物が含まれています。
•炭水化物含有率の簡単な調べ方
パッケージには炭水化物の正確な含有量や率は記載されていませんが
簡単に調べる方法があります。
パッケージに記載されている「保証成分』のタンパク質、脂質、灰分、水分を100%から差し引いた値が、大体の炭水化物の%になります。
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