top of page
  • 執筆者の写真LALA

その肌の痒みはアレルギーではないかも?! 治療と予防に大事な4つのこと

更新日:2020年7月27日


 
  • 常に足先を舐めている

  • 体をしょっちゅう掻いている

  • 皮膚が赤くなって毛が抜ける

  • シャンプーしてもすぐに臭う

  • 耳の中がベトベトする

 

あなたの愛犬は肌のトラブルに悩まされていませんか?

その症状はアレルギーではないかもしれません。

イースト菌感染症かもしれません。

肌の痒みなどの症状があると

アレルギーでは??

と思いがちですが

実はとても多くの犬が

イースト菌感染症でこのような症状を起こしています。

 

うちの犬も、酷い肌の痒みや赤みに

長年悩まされました。

初めのうちはきっと何かの食アレルギーなのだろうと

ドッグフードの種類を変えたり

獣医さんの勧める療法食にしたり

でも一向に良くはなりませんでした。

調べて見たら食のアレルギーではなく

イースト菌感染症が原因であることがわかりました。

長年悩まされていたのですが

以下の4つのルールを守ることで

すっかり治ってしまいました!

その4つとは...?

 

その前に

イースト菌感染症とはどういうものか?

アレルギーとの見分け方は?

についてお話しさせてください。

イースト菌というのは

その名の通り『菌』なのですが

私たち人間もですが

犬たちの腸内や皮膚に普通に存在しています。

健康な状態では他の菌たちと

うまくバランスをとって常在しているのですが

免疫力が落ちると、このバランスが崩れ

イースト菌が大量に増殖してしまうことがあります。

体は、常に正常な状態に戻そうとするので

この増殖してしまったイースト菌をやっつけようとします。

その結果

肌の炎症や痒みなどが起こります。

これがイースト菌感染症。

では

アレルギーとの見分け方はあるのでしょうか?

あります。

症状によっては見分けが付きにくかったり

両方が原因になっている場合もありますので

一概に決めつけられませんが

以下のような症状がある場合

イースト菌感染症にかかっている可能性が高いと思われます。

  • 足を噛んだり舐める

  • 指先の間や周辺の毛が黒ずんでいる

  • 肌が黒ずんでいる

  • 脱毛(塊で抜けて肌が見えている。特に尾、背中の辺りが多い)

  • 匂う(チーズっぽいとかカビ臭いとか言われます)

  • 毛が脂っこい

  • よく耳の辺りを掻いたり、頭を振ったりする

  • 春から夏にかけて症状が出る

こういう状態でいる時間が長ければ長いほど

治るのにも時間がかかりますので

早めに対処することをお勧めします。

(うちは感染期間が長く症状がかなり酷かったので、治るまでに大分かかりました。泣)

 

イースト菌感染症の

治療と予防に大事な4つのこと

 

1)食の見直し

これは最も大切で最初にやるべきことです。

イースト菌感染症の発症は腸で起こります。

イースト菌は糖をエサにして繁殖していきますので

糖の摂取を避けることが重要です。

糖といっても

お砂糖をたくさん食べているワンちゃんはいないですよね。

問題は炭水化物です。

炭水化物は分解されて糖になります。

そして市販のドッグフードやおやつには

思っている以上に多くの炭水化物が含まれています。

特にイースト菌感染症の症状がある場合は

極力炭水化物(コーン、芋類、米類、豆類、デンプンなど)

の入っていないフードを選びましょう。

ドッグフードには、絶対に必ず炭水化物は入っていますので

バランスの取れた手作り食に変えられるのが一番理想的です。

もともと、炭水化物は犬にとって必要のないものですから

これを機に、症状が治った後も

低炭水化物の食事を続けることをお勧めします。

彼らの祖先の食事には

炭水化物はたったの4%程しか含まれていませんでした。

ドッグフードにはその10倍以上の炭水化物が含まれています。

これがイースト菌感染症、肥満や糖尿だけではなく

様々な病気や不調の原因となっています

 

2)抗生物質の使用を控える

抗生物質は腸の中の良い細菌を殺してしまいます。

結果、腸内バランスが崩れ抵抗力や免疫力も低下し

アレルギーやイースト菌感染症始め

腸の炎症、リーキーガットなどを引き起こします。

肌や腸のトラブルを治すために抗生物質を始めとする薬を飲んでも

その時は一時的におさまるかもしれませんが

そもそもの原因の治療にはなっていませんし

腸の良い細菌を殺してしまい、結果的には益々状態を悪化させてしまって

本末転倒になってしまいます。

もちろんケースバイケースで

お薬が必要な子もいるかもしれません。

それは獣医さんとご相談されて判断されればいいと思いますが

その場合でも

元の原因を正さなければ、また症状が出てくるということ

そしてそれを正すためには

「食」が最も重要で最も効果的だということは

忘れないでいただきたいと思います。

 

3)免疫系を壊す毒素を入れない

例えば

ノミやダニ予防の薬、ワクチン、農薬

また部屋の中で使うケミカル入りの芳香剤なども

愛犬の体には毒となります。

ノミ・ダニ予防の商品を使う場合は

化学物質の入っていないナチュラルなものを使用するようにしてください。

私も何度もノミには大変な思いをさせられましたので

一般的に効くといわれるケミカルのものを使いたくなる気持ちも分かります。

もしも使用する場合は、二回に一回はナチュラルなものを使うようにする

など、頻度を減らすだけでも違いますので

できることから変えていければ良いのではないかと思います。

化学物質のものは愛犬の体の中に

農薬を注入しているようなものですのでなるべくなら避けたいところですね。

ワクチンも絶対に必要なもの(義務付けられている)と

不必要なものがありますので

全てのワクチンを受けさせる必要はなく

抗体検査などをして不要なものは避けるようにしましょう。

 

4)腸内の細菌のバランスを保つ

良質なプロバイオティクスのサプリをフードに加えてあげる。

食事からだけでは中々難しく

特に、もうすでにバランスが崩れている状態ですので

サプリで補ってあげると効果的です。

免疫システムの80%は

腸の健康に左右されることが分かっています。

私も自分の犬たちにはほぼ毎食

(うちは生食なのですがそれでも)

ご飯の上にパラパラと振りかけています。

イースト菌感染症の治療期間は勿論ですが

治って健康になった後もサプリで補っています。

与えない時と与えている時の違いは

彼らのう〇〇を見れば明白です^^

発酵野菜も腸内細菌のバランスを整えるには最適な食品です。

家でも簡単に安く作れますのでオススメ。

勿論人間の腸にも良いですし

ホールフーズ(素材そのもの)なところも良いですね。

私は酸っぱい系が好きなので

犬だけではなく自分のためにも、時々作って常備しています。

手軽さ、美味しさ、お手頃(値段)と

両方それぞれの良さがあるので

私は両方を常備して

その時の犬の体調や私の気分で使い分けています。

そのほかにも

発酵した魚(日本にはないかもしれませんが)

やぎの発酵ミルク(日本にはないかもしれませんが)

など、腸の健康には発酵食品がとても効果的です。

 

まとめ

*肌のトラブルはアレルギーではなくイースト菌感染症かもしれない。

*実は多くの犬がイースト菌感染症で悩まされている。

*治療と予防のために大切なことが4つ

  1)食を見直す、炭水化物を減らす

  2)抗生物質を控える、極力使用しない

  3)免疫系を壊す毒を入れない(ノミ・ダニ予防薬、ワクチン、芳香剤など)

  4)腸内細菌のバランスを保つ

 

症状が酷いほど、長い間放置しているほど

元の健康な状態に戻るまでに大変で時間がかかります。

症状が軽いうち、早いうちに対処して腸内細菌のバランスを整えてあげてください。

[おまけ]

Gutとは腸のことなのですが

Gut feelingは直感、という意味であることをご存知ですか?

腸には免疫システムの80%が集まっていて

「第二の脳」とも言われています。

腸は脳や神経系にとても深く関わっています。

私たち人間や動物が

生きるために

健康でいるために

腸はものすごく大事なのですね。

自分のためにも、そして愛犬のためにも

Gut feelingは大切にしましょう!

閲覧数:47回0件のコメント

Commentaires


tenka_にやり3.jpg
bottom of page